エクステリア 第7回 エクステリアのアイテムとして木材製品があります

エクステリアのアイテムとして木材製品があります

一般的にウッドデッキがしられていると思います。その他、フェンスやパーゴラなど外回りの多くの部分で使われています。 もともと住宅は木造建築ですので相性は良いですが、鉄筋コンクリート造の建物のようなモダンなデザインでも、アクセントとして木材製品を使い柔らかな雰囲気をだすことができます。

まず木材の種類について説明します。
木材の種類としては針葉樹類のソフトウッド、広葉樹類のハードウッドがあります。
ソフトウッドで代表的なのはレッドシダ―・ヒノキ・サイプレスなど。
ハードウッドでは、イペ・ウリン・セランガンバツなどがあります。
各々特徴があり、ソフトウッドは加工性が良くデザインの多様性が長所です。
塗装もできるので、お気に入りの色で製作することができます。

ハードウッドは比重が重いので水に沈む種類のものもあり非常に硬い木です。
その点耐久性に非常に優れており、20年~30年もつとも言われています。
塗装は基本的にしません。施工に手間がかかるのが若干難です。
有名な所では横浜の大桟橋のデッキはイペで施工されていますし、大きな商業施設
のデッキなどで使用されています。

住宅においては、木材の暖かみが建物と外構とをつなぎ調和のとれた一体感が生まれます。
また住む方々にとっても安らぎ・安心感を与える良いアイテムです。

1405sawamura1
ウッドデッキ(ヒノキ)      

フェンスは横貼り・縦貼りで雰囲気が変わります。
デザインの要素と、目隠し等ニーズにあった提案ができます。

 

木材は生きているので、メンテナンスが必要です。とはいうものの年に1,2回汚れをとる為に清掃する程度で大丈夫です。そしてソフトウッドであれば、2,3年に1回塗装を塗りなおせば長持ちもしますし、色を変えたりして楽しむこともできます。(薄い色→濃い色へ)最近は木樹脂デッキ等、メンテナンスフリーな商品も多くでてきています。お客様のニーズで選択するので良いとは思いますが、私としてはやはり天然木の方が、よりナチュラルに バランスのとれた住宅になると思います。
みなさんも木と向き合う楽しみをみつけてみてはいかがでしょうか。

目次