エクステリア 第18回 樹木の配置は不等辺三角形が基本

樹木の配置の基本は不等辺三角形です

樹木の配植は広い敷地において洋風の庭、フォーマルな庭でも計画しない限り、自然風な配植は平面的にも、立面的にも不等辺三角形を基本としてください。

まず一つの不当辺三角形のユニットを構成します。

不等辺三角形の頂点に主木を配します。そして主に対し対の木を配します。三本目は主と対のバランスを見ながら、主に寄り添う位置に添えの木を配します。

そして他のユニットと組合せて、更に大きな三角形を構成するといった配植をすると、バランスがとれて自然なおさまりになります。

3,5,7・・・と奇数を意識してください。これはもう一つの主要な構成材料である石組にも共通しています。

今も昔も快適な外部空間を創造するにあたっては、自然条件を無視することはできません。

昔から植栽計画は防風を基調におかれていました。冬季の北西風と夏季の西日を防ぐために北・西側に常緑樹を植栽し、夏季は南側に落葉樹を植栽し冬季の日照確保に備える、といった先人の知恵を考慮する事が大事でしょう。

南側を主庭とした場合、配植と樹木の主な役木についてお話しします。

役木とは日本の伝統的な造園技術の中で景観の趣を出す為に植えられる樹木のことで、特に決まった樹種をさすのではなく、一定の役割を担わせた樹木ということです。

正真木(しょうしんぼく):庭の中で主木で景の中心になります。
景養木(けいようぼく):正真木と対比して植栽され、景観的に正真木を補う形になります。
夕陽木(せきようぼく):西側に植える樹木でカエデ等の紅葉する樹木。西日を受け和室の障子に陰影を写しだします。
寂然木(せきぜんぼく):南側の東側に植える枝葉が美しい常緑樹など。

時代を超えて長い歴史と経験の中、培われてきたもので、現在も庭作りの参考として継承をされています。
建物が洋風化し、庭の内容も大きく変わってきていますが、基本的に通ずるもの・効果・効用は同じといえます。

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