エクステリア 第13回 アプローチスペース

アプローチスペース

適度な距離と演出で生活の場と外部をうまく切り替える。

外部空間の構成要素の中で、今回アプローチスペース周りにふれます。
導線計画の基本として、いきなり建物内部が見通せないようにしましょう。

門(エントランス部分)と建物玄関の位置関係においては、プライバシー、
アプローチ距離の確保、アイストップポイントの演出等を確保するため、門と
建物玄関が正対する配置は避けるようにしましょう。

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現場の状況などからやむを得ず門周りと玄関が正対する場合、道路(パブリ
ックスペース)からの視線を一旦受ける壁や植栽を施し、直接的に視線が入ら
ないように配慮しましょう。

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アプローチは家族が毎日通るスペースであり、訪問者を迎える場でもあります。
訪問者はパブリックスペースからプライベートスペースへ立ち入る、気持ちの
切り替えの場でもあります。

単調さを避け適度な距離を確保し訪問者への心遣いを表すとともに、演出ポイント
を設け家族への思いを表し、優しくゆとりを感じさせる空間としてデザイン
していくことが必要です。

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 いずれにしても建物や街並みとバランスがとれたプランニングが必要です。
それにあった素材選び・デザインをしなければいけません。
 柔らかいアールの曲線、シャープな直線など違和感なく取り合わせに注意しな
がら提案することが機能的で素敵なアプローチ(エントランス)を演出できると
思います。

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