住まいづくり土地探し 第1回 自分にとっての建て時はいつか?

知って得する 住まいづくり土地探し 第1回

自分にとっての建て時はいつか?

 読者の皆様こんにちは。「いえ活通信」を発行していますコミュニケーションバンクの山本です。「住まいづくり土地探し研究会」を主催しています。私のコーナーでは、毎週行っています住まいづくりや建て時セミナーでお話している内容をご紹介していきたいと考えています。

今回は、「自分にとっての建て時はいつか?」というテーマについてです。
消費税増税や低金利は、住宅購入を検討している人にとっては、賢い買い方のポイントになりますが、それだけで住宅を購入する人はいらっしゃいません。ご自身にとっての建て時がいつかということが一番大切です。

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① 持ち家派の理由第一位は「家賃がもったいない」
まず、全宅連の調査によりますと、80%以上の人が持家派です。理由の1位は「家賃がもったいない」ということです。毎月8万円の家賃と仮定しますと1年で96万円を消費してしまいます。賃貸住宅に住んでいるということは、大家さんのお客様になってしまっているということです。これがもったいないということで、結婚前にセミナーに参加されるお客様が増えています。以前は「結婚したらアパートを借りる」というのが一般的でしたが、今のお客様は一旦アパートに住んでしまうと年間に100万円近く消費してしまうので、「アパートに住まずに、持家を購入したい。」というお考えです。これは金利が安いので家賃並みで住宅ローンが組めることと、住宅取得資金の贈与税非課税を利用した親からの資金援助があることも背中を押しています。

※(社)全国宅地建物取引業協会連合会・(社)全国宅地建物取引業保証協会
  「不動産の日アンケート-住宅の居住志向及び購買等に関する意識調査-」

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② 多くの方が「定年までに住宅ローンを完済したい」と考えている。
次に、日経新聞データの「60歳までにしておきたいこと、やっておいてよかったこと」をご覧ください。お金の②「持家を確保、退職までにローンを開催」にご注目です。
以前は、「住宅ローンの残債が退職時にあっても、退職金で返せば良い」と考える方が多かったのですが、今のお客様は、「退職金がきちんと出るか心配だ」「年金がいつ始まるか不安がある」ということで、退職時にローンが残らないスケジュールで住宅購入を検討する方が増えています。65歳が定年としますと、30年ローンを組む方は30歳台、20年ローンで返済するかたでも40歳台で住宅購入を決断しているということです。50歳以上の方ですと、ローンで返済できる期間が短くなりますので、自己資金をかなりご用意するか、2世帯住宅を親子ローンで返済する形を取るケースが多くなっています。

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③ 家を探そうと思った理由の1位
   「子供や家族のために家を持ちたいと思ったから」

リクルートとベネッセの調査によりますと、住まいを探そうと思った理由の1位は、「子供や家族のために家を持ちたいと思ったから」です。60%の方が理由に挙げています。
当たり前といえばそれまでですが、お子様やご家族と過ごす良い環境を求めて住まい探しを皆様されています。お子様と一緒に過ごせる期間は意外と短く、早いかたですと高校入学ともに、家を出て下宿するケースもあります。大学入学や就職も家を出てしまうきっかけになります。できれば、お子様が小さいときから戸建てにお住いになりたい、のびのび育てたいと考える方が多く、最近は若い方ですと20台後半から住宅購入を検討しています。

このように、住まいを欲しいと思った時が建て時です。住宅は大きな買い物ですので、不安やわからいことも多いと思います。このコーナーでは、皆様の理想の住まいづくりのお役に立てるよう「賢い住まいづくり土地探し」について、お伝えしていきたいと考えています。

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