知って得する 住いづくり土地探し 第16回
相場より安い物件を見つけるポイント
相場より安い物件を見つけるポイントは「物件のメリット・デメリット見極める」ことです。安いにはそれなりの理由がありますが、理由しだいでは、自分にとっては掘り出しものということになります。
○個性ある形の土地
「旗ざお地」などの変形土地は相場より安いことが多い。さおの部分を駐車場スペースに有効利用するなど「地形を生かして家を建てる」ことを検討しましょう。プライバシーが保たれるというメリットもあります。
○傾斜地立地
傾斜地は土地が広くても家を建てられる部分の面積が制限されるので、フラットな土地に比べて価格が安い。傾斜を利用すれば、開放的で日当たりが良い家が建ちます。
○バス停近くの物件
バス便の物件は駅近物件より安いのが一般的。駐車場の充足率が高い物件が多いので、マイカー通勤の方に便利です。
駅から歩かなければならない駅徒歩物件よりずっと便利に感じている人もいます。
○特殊環境にある物件
例えば、墓地の近くは敬遠されがちなので相場より安くなることが多いが、気にならない人にとっては、墓地には高い建物が建たないので、採光が約束されて静かで日当たりが良い土地ということになります。
○北向き物件
日当たりは建物の間取りの工夫で解決できることが多い。この環境に住みたいと思ったときに、住宅会社の社員等が自宅を建てるときに北向き土地を購入します。土地の値段を低く押さえて建物にお金をかけたいと考えるからです。
○共用施設近くの物件
ゴミ置き場の近くの物件などは他の物件より価格を低めにしていることが多い。
人の行き来があると防犯上有利というメリットもあります。ゴミを寝巻のまま捨てにいけるという便利なメリットも。