エクステリア ワンポイントレッスン 第10回
照明の効果をうまく使い分ける(2)
前回に引き続きライティングについてお話しします。
ライティングの方法として3点照明が効果的とお伝えしましたが、+αとしてフットライティングとステップライティングがあります。
フットライティングはアプローチ面だけではなく、周囲を低い位置の光源により照らす為安心感、落ち着きをつくりだします。
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①左の植え込み部分にポールタイプの照明が均等に配置しています。
アプローチについては、進行方向に向かって奥の方を明るくすると誘導効果と安心感が生まれます。視線の先にある壁面または玄関部分を明るくすることで実際の照度以上の明るさ感がうまれます。
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 ②は照明を床面に埋め込みアプローチの誘導灯の役割と、アクセントデザインとして配置しています。ステップライティングはアプローチのステップ等、段差のあるところを照らすことで視線を集め段差を気付かせ安全を確保します。
また階段部のアクセントデザインとして昼間は利用し、点灯時には安全と美観を演出する事ができます。
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階段のライティングは蹴上面に影を作り、最初と最後の踏面をしっかり照らすことが重要です。蹴上面に影を作ったほうが段差を認識できわかりやすくなります。
③この写真は壁面に取付ているタイプです。
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その他の見せ方として建物正面ファサード部()の奥行きを生み出すシャドーライティングという方法があります。 影を壁面に落とし込み、奥行き、空間の立体感を強調します。高出力のLEDスポットを草花に直接照射して、草木の影を壁面に映し出す演出です。壁面は明るくシンプルなものが理想です。 ④ファサード部のメインツリーにスポットを照射し、壁面に木の影を映しだしています。   他にも水面に照明を照射したり、ウッドデッキに照明を埋め込む等様々なシーンでライティングは効果があります。安心感や強調したいものなど、目的によって配置をするとより素敵な住宅が生まれます。
最近はエクステリアの照明器具もLEDが充実してきています。ランニングコストも随分とかからなくなってきています。
是非ライティングも住宅をつくられる際には、気を使ってみてください。

澤村プロフィール

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澤村大樹

日章造園社長
一級造園施工管理技師