住まいづくり土地探し 第25回 子育て世代は持ち家世代

知って得する 住いづくり土地探し  第25回

国土交通省の「平成25年住生活総合調査」によると、「住み替えの目的」の第3位に「子育て・教育の環境を整える」がランクインしています。さらに、「子育て・教育の環境を整える」ことを目的に住み替えを行った方は、他の目的と比べて賃貸から持ち家への住み替えの割合が高いという結果になっています。

第1位:就職、転職、転勤などに対応(21.7%)
第2位:親、配偶者などの世帯からの独立(21.2%)
第3位:子育て・教育の環境を整える/住宅を広くする、部屋を増やす(17.7%)
つまり、出産前後は、住宅購入を考える1つのタイミングと言っていいでしょう。

また、アットホームの調査によりますと、現在の住まいは子育てを考慮して選んだか聞いたところ、「はい」と答えた人が56.3%、持ち家は63.3%です。
持ち家の方の子育てへの意識が高いと言われています。

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そして、子育てで、気になることが教育です。
オウチーノの母親へのアンケート調査結果によりますと、小学生・中学生のときの学力が子供の将来に影響すると考えています。
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そのために、母親がお子様の勉強を教えているケースが多い様子が下記のデータでも確認できます。小学生のお母さんの75%はご自身で勉強を教えています。
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これは、子供部屋が重要ではなく、母親が普段いるリビングが重要ということを意味します。
リビング学習・リビング充家族がお勧めです。リビングは広めに作っていただき、お子様が勉強できるスペースを作ってみてください。
そうしますと、東大合格者の多くの方が、子供のころリビングで勉強していたと答えていますので、勉強で成果がでるかもしれません。

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次に環境です。東洋経済で、「出産・子育てしやすい街ランキング」を首都圏、関西圏で作成しています。ランキングでは、出生率や保育所の整備状況および保育料、小児科・産婦人科医の数に加え、公園面積など子どもが遊びやすい環境かどうかも評価の対象としてランキングしています。ご参照ください。
但し、この表にランキングされている街でなければ駄目ということではありません。
地域性や財政状況に応じて、市町村が独自に設けている制度もあります。たとえば東京都中央区の場合、妊娠したらタクシー利用券1万円分、出産祝いには区内共通買物券3万円分が支給されるなど、子育て世帯に手厚い制度があります。渋谷区では1人の出産につき8万円を支給する「ハッピーマザー出産助成金」という制度もあります。
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