事例研究 最終
頭のよい子は地球の未来です!
●12歳小学校六年生の時に中江兆民の考えを参考に君自身の考えをかける子を目指しましょう!
みなさん、こんにちは!四十万です。この連載も今回が最終回となりました。

◆問題(平成14年度武蔵中学入試問題より)
中江兆民が活躍した時代には世界との関わりは国が中心になると考えられていました。しかし今ではわたしたちはひとり一人の個人として世界の中で活躍して行く事が出来ます。君はこれからどんな態度で、世界の人々と付き合っていきたいですか?中江兆民の考えも参考にしながら君自身の考えを書きなさい。
◆模範解答
中江兆民は民族や国はみな平等であると説き、たとえ小国でも独立を達成できる世界をつくることが大切だとのべている。これは、個人として世界の人びとと付き合っていくときにも言えることだろう。世界にはさまざまな人たちが生活しており、多様な風俗習慣、伝統や宗教、ものの考え方などを持っている。そういった人びとと付き合う場合、一方的に自分たちの価値観を押し付けるだけでは、相手との間に本当の信頼関係は築けないし、かえって反発を招くことになりかねない。国際化社会が進み、日本と外国との間で人びとの交流が頻繁に行われるようになった現代だからこそ、相手のことを理解し、お互いを認め合い、尊敬し合えるような付き合いをすることが大切だといえる。 頭のよい子とは色々な定義がある中で、12歳、小学校6年生になった時に中江兆民の考えを参考に君自身の考えを書けるこども!私は機会あるたびにそうした説明をしています。 学校の説明によりますと、考える力とコミュニケーション能力は、0歳~12歳までに家庭環境によって養われるものであり、親の子供に対する接し方、躾によってきまるものであって、この問題の趣旨はそのご家庭の12年間のくらしを見つめているそうです。頭のよい子とは12歳までの家庭環境によって決まるという所以はここにあるのです。
 
●時代はmade in Japanからborn in Japanへ!
では今なぜ頭のよい子が求められているのでしょうか?それは我が国を襲っている未曾有の少子高齢社会の為です。2055年、我が国の人口は9000万人を切ります。そのうち3600万人が65歳以上の高齢者であり、700万人が15歳未満のこどもたちと予測されています。 2055年国を支える中心世代である40~50歳代は現在0~10歳。彼らはこれから国際社会で活躍し、外貨を稼いでこの国の経営を担っていかなければなりません。国際社会で求められる素養とはまさに考える力とコミュニケーション能力であり、それは0歳~12歳の家庭環境によって養われるのですから、2055年、この国が繁栄を続けているかどうかは、いまのこどもたちがどのようなくらしを営むのか?にかかっているのです。ここに、全員が頭のよい子になる必然性があるのです。 少子高齢社会の我が国において社会資本化したすべてのこどもたちは、日本産まれ世界育ち=born in Japan!となる運命なのです。
 
●大切はお子さん・お孫さんのために!
今から40年後、私は95歳を迎えています。3人のこどもたちも60歳以上です。孫は30~40歳代とまさにこの国を支える中心世代となっています。大切なわが子と孫の為、今の我が家のくらしを今一度見直す事が私たち親の責任なのです。〝仕事が忙しいから〟〝我が家は共稼ぎだから・・・〟すべての家庭にすべての事情があります。ですが産まれてきたこどもたち全員にチャンスは平等にあるのです。福澤諭吉は言いました。〝天は人の上に人を創らず・・・〟〝頭のよい子は頭のよい子の上に頭のよい子を創らず・・・〟それは全く同じことです。大切なわが子・孫のため、今一度、ご一緒に我が家のくらしを見つめ直してみましょう。日本の輝ける未来のために!

四十万プロフィール

sijima
四十万(しじま)靖

1959年東京都出身
自身の3人の子育てを通じ、おうちの親の常識に迫った"頭のよい子が育つ家"がベストセラーとなる。
2006年以降、講演会やセミナーを通じ、頭のよい子が育つ家の普及・啓蒙活動に務める一方、ライセンス・パートナーを通じ頭のよい子が育つ家の戸建住宅・マンションの設計に携わる。