事例研究 1
岐阜頭のよい子お母さんクラブ
皆さんこんにちは、四十万です。この連載も2年目を迎えました。今回から各地で展開されている、頭のよい子が育つ家の活動をご紹介して行きます。

第1回の今回は、岐阜のナガイホームさんによる、岐阜頭のよい子お母さんクラブです。
岐阜頭のよい子お母さんクラブとは、頭のよい子を育てる為のお母さん教室です。
このクラブは、子育てを終えたお母さんやおばあちゃん、現役子育てお母さん、これから子育てをする若いお母さん、将来子育てをするであろう独身の女性と様々なライフステージの女性が一堂に会し、2055年この国の中心世代40~50歳代=現在0~10歳のこどもたちを国際社会で通用する考える力とコミュニケーション能力を身につける為の様々なスキル・ノウハウをみんなで勉強して行く事を目的としています。 まず、最初にご紹介したいのが、クラブの4人の運営メンバーの方の感想文のご紹介です。
先日行われたセミナーを聞いた感想を、様々なライフステージの方がどう感じたのか、今回は20代・既婚、将来子育てを経験するであろう、稲葉さんの感想をご紹介します。 『家全体を学ぶ場に』稲葉 望

「勉強するのが楽しい!」
人はそれぞれ得意分野と苦手分野があっていつの間にか、得意分野と決め付けた科目を中心に勉強していく。私も、その一人だった。

「算数を勉強することは楽しい!」すると、不思議なことに、楽しいことはみるみる上達する一方、苦手なことはどんどん苦手になっていく。不得意な事を得意にする喜びを知るエッセンスを家の中に加えると勉強が楽しい!と言える子が育つ。最近、2階のホール等にスタディスペースのある間取りをよく見かける。それは勉強をする場所を家の中に作ってはいる。しかし、大切なのは、家を使って学ぶそんな工夫ができ、家で生活する中で生まれる疑問や分からない事をどう対処するかだ。『褒められると伸びる』とは真実で、出来なかった事が出来るようになる『成功体験』の繰り返しを経て人は成長してゆく。“家全体を学ぶ場”とするのは、家族で問題を共有して、自身の行動により解決する。そしてそれを褒めてくれる人が近くにいるという事が、子どもの精神安定としても『もっと知りたい!』『もっと学びたい!』と言う向上心を生む。

『頭のよい子=コミュニケーション能力+表現力』
今、私自身が社会人になって深く共感するのは、自分の考えを持っている事、そしてそれを伝える能力を持っている事がいかに重要かという事だ。果たして、その話題に対する関連知識をいかに持っていたとしても、自己の意思を伝える手段がなければ、相手には伝わらないどころか、相手と分かり合うことすら出来ない。

「2055年問題」を目の当たりにして、自分の子どもや孫世代のコミュニケーションの方法は今とは異なり、ますますグローバル化してゆく。0歳から10歳までの教育の質がその後の人生に大きく影響する事を知った今、たくさんの経験と体験ができる空間を提供することが子どもたちの親と私たち建築会社が出来る最低限の義務なのではないかと感じた。

今回の講演に参加し、女性として、そして子育て世代として、子育ての楽しさと同時にその責任を痛感した。子どもには無限の伸び代があって、これからの日本を支える、世界に羽ばたくチャンスを秘めている。私たちの世代みんなでこの問題を共有し、解決策を模索して行きたい。『頭のよい子お母さんクラブ』はその第一歩として、是非ひとりでも多くの方にご参加願いたいと感じた。そして、ハード面とソフト面の両面で子どもたちの成長を一緒に見守り、感謝出来る子ども・感謝される親を生みたい。そして、私も感謝される親になりたい。

四十万プロフィール

sijima
四十万(しじま)靖

1959年東京都出身
自身の3人の子育てを通じ、おうちの親の常識に迫った"頭のよい子が育つ家"がベストセラーとなる。
2006年以降、講演会やセミナーを通じ、頭のよい子が育つ家の普及・啓蒙活動に務める一方、ライセンス・パートナーを通じ頭のよい子が育つ家の戸建住宅・マンションの設計に携わる。